うつ病の人って笑わないの？
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心のお悩みに寄り添うコーナー。今回はテーマは『うつ病の人って笑わないの？』
ねずみさんの疑問に、鬱うさぎさんが寄り添うよ！
うつ病の人って笑わないの？
笑うよ！でも、うつの症状が出ている間は笑うことが少なくなるかな。
うつ病でも面白いことがあれば笑うよ！
「うつ病の人って笑わないんじゃないか？」と思われる理由のひとつに、ウツの人が実際あまり笑わないことが挙げられると思うんだ。
どうしてあまり笑わないのかというと、笑いのツボがめっちゃ深くなってるから。ちょっとやそっとじゃ笑えない。そういう心の状態なのさ。
どうして笑いのツボがめっちゃ深くなってるの？
うつ病に罹ると、過去・現在・未来の出来事について毎分毎分、悲観的に考えてしまうようになるからだよ。
【うつ病の”悲観的”ってどういう状態？】
うつ病の人がどんな気持ちで日々過ごしてるのか説明するね。
例え話をするけれど、将棋の『詰み』の場面ってあるじゃん？片方が「参りました」って言って終わるヤツ。うつ病の私たちが悲観的になってる時って、あの場面にそっくりだと思ってる。
「もう他に打つ手がない。何処に駒を置いても負け」自分の終わりが確定しているのに、「参りました」もできない。そのまま数週間、数カ月、数年ずっとその場にいるような感じ。
そんな状態で家族や恋人、自分の将来、お金、人間関係のことを毎分毎分考えてしまう。ツラい。
だから、周囲でちょっとやそっと面白いことが起きてもなかなか笑えない（笑いのツボがめっちゃ深くなる）し、そうして笑わないでいるうちに、笑う筋肉の使い方を忘れる。笑い方がぎこちなくなることもある。
うつ病って嫌だね。
じゃあ、うつ病の人に笑ってもらうにはどうしたらいいの？
服薬や休養（何もしないで過ごす）、できる時には身体を動かしたり、本を読んだりして自己肯定感を高める練習をする 等々。こうした方法で、症状が落ち着くまでをどうにかやり過ごす。そうすることで、また自然に笑える日が来る。
私たち自身、その日を待っているんだ。
ねずみさん、お悩みに寄り添えたかな？
読んでくれてありがとう！
※記事の内容はうつ病の当事者である筆者の体験をもとに書いています。（専門家ではありません。）
うつ病の症状や抱える気持ちは人それぞれなので、うつ病を患うご本人の意思や主治医の指示を第一に治療に取り組んでください。
症状の理解の促進、そしてうつ病を患うご本人が元気になることを心から願っています。
